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新規の受付は予約のみとさせて頂いています。
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トピックス

メタリックなオイル

XR100モタード

レース中にエンジンが止まってしまったXRモタード。
見た目には何の故障も無さそうな佇まいですが、原因を探るべく
まずはエンジンオイルを抜き取ります。

すると・・・・。

メタリック オイル

まだまだ奇麗なエンジンオイルですが、よく見るとかなり濃い
メタリック調になっています。
これはエンジン内部に深刻なトラブルが発生している証拠ですね。
まあ、走行中に止まってしまう程なので、普通ではいられませんが。

つづく・・・・

CB1100F クラッチ修理 (その2)

クラッチダンパー

ダンパーラバーはバイクによっていろいろな形があります。
CBF系は排気量によっても形が違います。
900、1100は上の図のように外形が円ですが、750は凹みがあります。
クラッチハウジングに掛る荷重の違いで形状を変更し、バネレート
を調整しているようです。

CB1100F クラッチ

CB クラッチ

ラバーとセンターベアリングを交換します。
CBFの場合はベアリングのインナーレースはカウンターシャフト
なので、個別には交換できません。
この部分がプレーンメタルのブッシュの車種もあります。

CB クラッチ

ラバーマウントされたプライマリーギアを保持するプレートです。
この面が内側でした。丸い傷がわかるでしょうか?

CB クラッチ

プライマリーギアのダンパーホールの切削加工後のバリが原因です。
バリといってもかなりしっかりしたものなので、プレートの方が
削れてしいます。
この部分はゴム砥石で奇麗に仕上げます。

CB クラッチアウター

クラッチアウター

プレートを裏返して傷痕の無い面を内側にして組み込みました。
最後にリベットをカシめて終了です。

CB1100F クラッチ修理

CB1100F

CB1100Fのクラッチハウジングの修理です。
CBF系のここは比較的異音を発生しやすい部分です。

CB1100F クラッチ

CB1100F クラッチ

クラッチのアウターハウジングにはクランクシャフトからの
強大な力が伝わります。
その力は切り離しが出来るクラッチディスクを通して
インナーハウジングからミッションへと伝わります。

クラッチハウジング

クラッチアウター

この一連の力の伝達の際に起こる急激な力の変動を吸収し、
部品にかかるストレスを低減するために、クラッチアウターハウジングには
ダンパーと呼ばれる緩衝装置が組み込まれています。
どんなバイクにもまずこの装置は入っていますが、車種によって
ダンパーの素材はラバーだったりコイルスプリングだったりします。
比較的小さい排気量のバイクはラバーが使われる事が多く、
大排気量車はコイルスプリングが多いようです。

クラッチアウター

クラッチダンパー

ですが、このCBF系はラバーダンパーが使われています。
ここのラバーが劣化するとガタが出てしまい、異音の元になります。
加えてCBF系の特徴として、一次減速にハイボチェーンを使って
いる事。そしてそのチェーンに駆動されるスプロケット部にも
ラバーダンパーが組み込まれている事などがあり、旧車となった
今は全部にガタが出てしまうと、音どころか乗車した感触も
相当にメリハリの無い気持ちの悪いものになります。

尤も新車でデピューした当時から動力伝達には独特のクッション感
があったような記憶があるのですが...

つづく

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