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エンジンのオーバーホール


当店の得意作業項目にエンジンのオーバーホールがあります。head現在までにも非常にたくさんの種類や仕様のエンジンのオーバーホール、カスタム、レストアなどを手掛けて来ました。一年中、常に数台のエンジンの作業を同時進行しています。分解、調整、組み立て以外にも内燃機の加工はなるべく自社にて行っています。シリンダーボーリングなどの外注加工は数社の信頼の置ける業者と業務提携し、加工精度にも拘っています。

バルブ一口にエンジンのオーバーホールと言っても作業内容の詳細はあらかじめ決まっているわけではありません。内容は大まかに分解作業、点検作業、清掃作業、組み立て作業に分かれますが、そのエンジンの走行距離、経過年数、使われ方などは一様ではないので、エンジンの消耗の程度もまた一様ではありません。この先どういった使い方をするかもオーバーホールメニューを決める上で重要な判断材料です。

こういった理由のため、同じ形式のエンジンでも作業内容が相当違いが出てくる場合があります。また、ボルトの張力の劣化やアルミダイキャストのスレッド部の金属疲労、圧入部品に必要な締め代の減退など、マニュアルには記載されていないけれども性能に影響する劣化がいくつもあります。実作業ではこういった不調の原因を取り除くべく、メカニックの細かい観察や適切な判断が重要になり、オーバーホールの結果の良し悪しに大きく影響してきます。シリンダゲージエンジンは精密な機械であると同時に人間の感性に訴えるバイクの重要なファクターでもあります。気持ち良く回るエンジンや力強いトルクを発生するエンジンも、機械としての機能が十分に発揮されてこそです。当店では作業内容をお客様と相談しながら予算に合わせて効果的なエンジンオーバーホールを提供しています。