数年前から「エンジンがつかないんですけど。。。」と修理に
もってこられるお客さんが増えてきました。
もちろん若い10代、20代のお客さん達です。
長年、エンジンはかけるもんだと思ってきたので
つく、つかない、と捕らえてる若者には違和感がありました。
彼らが使う「つく」とは「点く」という漢字で表せるのでしょうね。
反対にエンジンを「かける」とは「掛ける」でしょうか?
この二つの言葉のエンジン始動についての違いは「能動性」じゃないかと思います。
「点く」という言葉にはスイッチを押して電気が点くと言うような
ついて当たり前だという意味として使われていて、
エンジンを「掛ける」の場合は、なんとかして始動させるといった、
自分から働きかける意味を含んでいるように感じます。
恐らく、「掛ける」のルーツはこの写真のような事から来ているのかと思います。
しかし、今や実際のエンジン始動はこんな感じになってきているわけですから、
点けるという言葉の方が実態を素直に言い表して来ているのだと感じますね。
やりようによってエンジンが始動したりしなかったりという気難しい?バイクは
旧車でもない限り無くなりましたからね。
インジェクション以外のバイクが全廃しつつある現在、ますますエンジンは
点ける」ものになっていくんだろうなぁと思います。
自分は「点ける」は、ちょっと使いたくありませんが(笑)