現在発売中の雑誌RACERSでは、AMAスーパーバイクのCB-Fを取り上げています。ゼッケン19番のフレディ・スペンサー号、43番マイク・ボールドウィン号、88番ロベルト・ピエトリ号とが一堂に紙面に集結し、各車の細かい仕様の違いなどを掘り下げて比較されるなど、今までのCB特集誌には無い濃密な内容になっています。CB-F好き、AMAレーシングマシン好き、そしてチューニングエンジン好きにとってはとても価値ある一冊になると思います。
微力ながらクレバーハンズもロベルト・ピエトリ号のエンジン回りで紙面作りに参加させて頂きました。80年代のデイトナを駆け抜けたCB-Fのエンジンには、古い基本構造の機関(当時はそれでも最新の設計思想だったはずですが)を限られた機械や技術で必死に改造し、150馬力のモンスターマシンを作る為に悪戦苦闘した当時のエンジニア、メカニック達の魂が刻み込まれているのを感じました。そんな ”・・・兵どもが夢のあと” を紙面を通して少しでも感じてもらえたら幸いです。