ジェベル200のエンジン異音修理をしました。
音がピストン周りの感じがしたので、オイル切らしによる抱きつきかな?
と思いながら腰上をバラしてみると・・・
なんとオイルリングのサイドレールがハミ出して折れ曲がってました。
どうやらこのバイクは修理歴があるようです。
新車からっていうのはちょっと考えられないですからね。
オイルリングによってシリンダーが傷ついてしまい、その隙間から
高温のガスが吹き抜けた跡があります(矢印)
シリンダーにもクッキリと傷がついてしまっています。
こんな状態で音はすれどもちゃんと走るんだから
スゴイですね。
尤も激しく使えば焼きつきを起こす可能性大です。
ピストン、リング、シリンダーとセットで交換しましたが、
仕様変更のシリンダーが届きました。
鋳鉄ライナー仕様から、”SCEM”と鋳出されたメッキシリンダー
に変更になったようです。
ベースプレートの位置を同じくして比較すると、フロートの位置が
かなり違ってしまいます。
センサーの位置もけっこう違いますね。
オリジナルのセンサーをバラシます。
バラせるようには作られていないので、再利用を考えながら・・・
ニンジャ用の方もばらして比較するとこんな感じです。
傷んでいる部品だけ組み替えて・・・・
完成!・・・なんですが、基盤の線の巻き数や間隔による抵抗の
変化がガソリンの油面を伝えている構造なので、ほつれてしまっている
オリジナルとニンジャが同じかどうか解りません。
最後は実際に取り付けてみて、アームを曲げながらの
微調整が必要です。
KR250のレストアの仕上げにフューエルレベルセンサーを修理しました。
取り外したセンサーです。
それなりに古いですが、アームなどの機械的な故障はありません。
浮きもちゃんと浮力を保っているようです。
原因はココです。
電線のほつれです。
長年ガソリンに浸りつづけた基盤が変形してしまい、
電線を弛ませてしまったのが原因です。
純正部品は販売終了なので、ニンジャのセンサーで
代用することにしましたが・・・・