古いタイヤの交換の依頼でしたが、それよりもはるかに交換が必要な物がありました。
ブレーキのディスクです。減り過ぎて厚みが0mmの部分があります。
クラックがほぼ一周に発生し、あと少しで分裂するところでした。
話を聞くと、摩耗限度を相当に超えた車両を購入してしまったようです。
さすがにこれは状況を説明して交換させて頂きました。
現在は中古バイクの流通経路が多様化しているので車両によっては値段の幅も広がって手に入れ易くなっている反面、品質に関しては程度の良くない物も増えてきているように感じます。加えて中古車選びの際にも回りに相談できる人が居なかったりが重なると、今回のように初心者が非常に危険な車両に乗ってしまうケースが出てきてしまうのでしょう。
自分の命を預ける乗り物だけに、点検や整備にもっと関心を持ってバイクに接してもらいたいですね。