
現車のタンク(古いストーツ製)に合うタンクキャップをストーツさんに相談して送ってもらった現行のストーツタンク用キャップ。

「たぶん合わないよ」という言葉通り、STDキャップ仕様の旧型タンクとはまったく合いませんでした。

しかし新たに探したり調べたりするよりも手元にあるものを改造した方が話が早いと判断。STDのカシメ構造のタンクキャップを無理矢理分解して・・・

両者を圧入して合体させました。

なんだかんだといろいろ手を入れて完成。ルックスも良いですが、試乗でGパンの膝を擦りそうになるぐらい攻めて楽しいスポーツになりました。


しばらく前にエンジンのオーバーホールをご依頼いただいた90年代後半のスポーツスターです。
この車両、かなり個性的なカスタムですが、モディファイはほぼオーナー自らの手によるものと聞いてびっくりしました。
アルミダイキャストの部品も鋳物やさんに吹いてもらって、削って、磨いて、光らせて・・・と、もはや手間のかけかたはプロ顔負けです。
カスタムという言葉の意味がいつの間にか純正オプションや専用パーツをアクセサリーとして取り付けるという意味になってしまっている昨今、完成度の高いパーツがお金で買える時代にこのような手作りっぽさが今では逆に新鮮に感じます。

’97のスポーツスター 16年経っても変身中です。