店舗の引越し前に処分したピストン達です。
なかなか捨てられなくてついついため込んでしまった物です。
中には半分に切ってモディファイ時に各部の厚みを計ったりしたやつもあります。
重要なものはデータとして残してあったり、保存してあるので潔く処分しました。
【臨時休業のお知らせ】
ゴールデンウィークの休業日は5月5(月)~7(水)となります。
【修理受付についてのお知らせ】
修理作業が大変混みあっていますので
新規の受付は予約のみとさせて頂いていますが、
混雑具合やご依頼内容等により受付出来ない場合もございます。
ご不便をお掛けいたしますが何卒ご了承ください。
店舗の引越し前に処分したピストン達です。
なかなか捨てられなくてついついため込んでしまった物です。
中には半分に切ってモディファイ時に各部の厚みを計ったりしたやつもあります。
重要なものはデータとして残してあったり、保存してあるので潔く処分しました。
今回はオイル漏れの修理をしました。
このバイク、排気量250ccで非常にコンパクトなエンジンの割にはオイル系統が複雑です。
エンジンオイル、ミッションオイル、プライマリーオイルとしっかり3系統が独立していて、
それぞれの部屋に分かれています。
その上で、エンジンオイルはドライサンプになってます。つまり外部にオイルタンクがあるのです。
という事でオイル漏れを起こしそうな場所がたくさんあるという事です(笑)
今回は徹底的にそれらのオイル漏れを潰しました。
一系統毎に漏れの箇所を拾いながら、車体の姿勢を変えたりしながら(油面が変わるので)
と結構大変でした。
ついでにこの車両はガソリンコックからのガソリン漏れもありました。
こいつの修理もちょっと厄介です。
通常、ガソリン系統のパッキンはNBRと呼ばれるガソリンに強い二トリルゴムで出来ています。
今回もこのゴムで成型したガソリンコックのパッキンを作って対処したのですが、
ガソリンコックの内部形状との相性が悪くなかなか上手くいきませんでした。
写真でもわかる通り、コックが特殊な形です。
パッキンのスライドする円筒の側面にガソリン通路の穴があいているため、
どうしてもゴムが穴に引っかかってしまいます。
パッキンの外径を変えながら調節しても上手く行かず困り果てた挙句。。。。
もともと使われていた材料
コルクを使いました。
素材がボソボソしているので加工が大変でしたが、結果的には上手く作動するようになりました。
なかなかバカに出来ない素材ですね。再認識させられました。