ショベルヘッドのFXDLローライダー。
オーナーからウインカースイッチをなんとかして欲しいとのご依頼。
これのウインカースイッチは、曲がり始めから終わりまで押しっぱ
なしにしてなきゃいけない仕様なんです。
だから交差点などでブレーキやクラッチ、アクセルを操作しながら
ボタンから指を離せないのはたいへん難儀。
スイッチボックスを分解してノーマルのスイッチを取り外します。
このあたりはアメリカンな取り付け方法なので、わりと改造しやすい
んですよね。
このように表側のボタンも引っこ抜けば簡単に外れます。
ウインカースイッチユニットのリード線の半田を外します。
手前が今回換装するスイッチです。
奥側のstdスイッチは動作が「モメンタリ」と呼ばれるタイプで、
押して「オン」、放すと「オフ」になる構造です。
それに対して手前は「オルタネイト」と呼ばれる動作タイプで、
一度押すと「オン」に固定、もう一度押すと「オフ」に固定されます。
スイッチ自体はサイズが大きくなってしまいますが、そこはアメリカン
な空間がスイッチボックス内にあるので余裕で収まります。
こんな感じで取り付け終了です。
ボタンの出っ張りが変ってしまいましたが、使用感はかえってよく
なりました。
ちょっと前のBMWと同じような良好な操作性です。
スイッチの換装と一緒にウインカーリレーもワイドレンジのタイプ
に交換しました。
左右のボタンを同時に押すと「ハザードランプ」として動作します。