スポーツスターのエンジンに実際に組み込んでいるピストンです。
ハイコンプ形状で、ピストントップは薄いゴールド色のコーティングがしてあります。
シリンダーはS&S製です。かなり肉厚に出来ていて、
熱歪に対して強くなっています。スリーブも鋳込まれています。
お決まりのねんど。これを使う度に小学生の頃を思い出します(笑)
これはピストンとバルブの隙間、ピストン−バルブ クリアランスを
計っているのですが、ねんどの潰れが余りに多い時は正確には
計れません。
違う方法を使ったほうが良い場合があります。
さて、やはりねんどで計れないほどクリアランスがシビアでした。
こうなると俄然作業が大変になってきます。
つづく・・・
こんなかんじでスクリーミンイーグルパーツてんこ盛りです。
日本で揃えると非常にエクスペンシブですね。
プロ スポーツスター パフォーマンスシリンダーヘッド。
一見して解るとおり、燃焼室が小さいのはハイコンプの証。
“right-sized” combustion chamberと説明されてます。
(スペルが違うような気がするのは気のせい?)
これはクロモリのプッシュロッド。軽くて強いです。
ニッケルクロームモリブデン鋼は靭性が高いので、
このパーツには適材だと思います。
因みにノーマルプッシュロッドは曲がってしまっていました。
同じく耐久性を考えてスクリーミンイーグルのタペット。
これは油圧タペットです。
鍛造のハイコンプピストン。
ちょっと社外品では見ない形をしてます。
ハイコンプの燃焼室に合わせたような独特の形状です。
(でも、入荷した現物は写真とはちょっと違ってました)
そしてハイカムシャフト。
N4カムよりもちょっとハイレンジの物をチョイス。
以上のエンジンパーツはすべてスクリーミンイーグルなので
組み込みもほぼボルトオンで行けるのかな?と思っていたのですが・・・
因みにシリンダーのみS&S社製をチョイスしました。
つづく・・・・
スクリーミンイーグルのシリンダーヘッド。
国内では販売されてないパフォーマンスパーツ。
レース用の車両に組み込みましたが、なかなかすんなりとはいきませんでした。
しかし考えてみれば、メーカー自ら(レース用と言えども)供給している
エンジンチューニングパーツの多さではハーレーは世界一と言えるでしょうね。
それがスポーツバイク(∗)を作っているメーカーじゃないところがなんとも言えない。
ドレスアップパーツの多さでも群を抜いているのは言うまでもない事です。
それらのパーツは見方によっては遊び道具なんだから、「バイクは遊び道具だよ」って
感覚が他のメーカーよりも強いんでしょうね。
(∗)スポーツスターはれっきとしたスポーツバイクです(笑)
つづく・・・
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