パーツナンバー13102-492-000なるピストンが持ち込まれました。
もしかしたら貴重なピストンかもしれないとの事。
現物を前にしてイロイロ調べましたが、このパーツナンバーが記載されて
いるズバリの資料が見つけられません。
数人の識者に聞いたところでは、RCBかRS1000用ではないかとの事で、
恐らく数種類あるとされるRCB用のいずれかのタイプだろうという結論には
なっていますが、、、
HONDAのパーツセンターには中番から推測すると3輪バギーだと言われました。
見るからにCB系なんですけどね。
いずれにしてもヤル気のありそうな高圧縮なこのピストン。
フルレストアを待っているこのCB1100RCに組み込まれる予定です。
無加工では組めそうもないですが、HONDAオリジナルのチューニングパーツに
よってよりホットなエンジンに生まれ変わるのは間違いないでしょう。
まずはリヤの足回りからバラしてゆきます。
この車両はかなり綺麗で程度が良さそうですが、
時間の経過による劣化は避けられないので
ひとつひとつのパーツを慎重にチェックしてゆきます。
リヤサスのシリンダー内部です。
窒素ガスがオイルに溶け込んでいて、分解すると
シュワシュワ泡立ってきます。
時間の経ったリヤサスは殆どこの状態です。
幸いロッドの錆なども無く、消耗部品の交換のみで復活できます。
各部清掃と消耗部品を交換し、組立準備完了です。
リヤサスのリンク回りも分解します。
この部分に使われているベアリングやカラーも点検します。
あまり頻繁に分解する箇所ではないので、消耗品は交換
する場合が殆どです。
足回りのボルト、ナット類も洗浄し、
キャリパーサポート回りも洗浄。
スイングアームも丸洗い、ベアリング交換などを済ませ、リフレッシュしました。
ホンダXR250Rの足回りのメンテナンスのご依頼です。
XRシリーズといえば、4サイクルオフロードマシンの
代表格だったと言っていいでしょう。
国内モデルは純粋なレース専用車、逆輸入モデルはほぼ同じ仕様で
公道も走れるロードゴーイングレーサーでした。
同時期に、外観は似ているけれど構成されるパーツは違う、
そして、乗るとさらに違うXLRという純粋に公道用の
シリーズがありました。
エンジン回りで言えば、ハイコンプレッションのピストン、
リフト量の多いハイカムシャフト、大口径キャブレター、
大口径マフラー、オイルクーラーなどなどです。
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