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V1000 ラプターの不調修理

Vラプター1000

カジバ V1000ラプター エンジン不動修理のご依頼です。
わりと珍しいバイクですね。ラプターとはジュラシックパークにも出てきた恐竜、
ラプトルの意味のようで、ところどころに恐竜をモチーフにした造形が
あったり、大型バイクらしからぬあそび心あふれたバイクです。
ラジエターが表裏逆に取り付けられているのもなんとなくエキゾチックかな。

Vラプター1000

Vラプター1000

Vラプター1000

ご覧のようにタンク内に水分(というより水そのもの)が混入し、
フューエルポンプのプラス側のリード線が腐食してちぎれてしまった事が
不動の直接の原因でした。
リード線の+-端子共に最下部、つまり水に完全に漬かる位置にあったのですが、
マイナス側は殆ど腐食しておらず、いわゆる電食が起きていた
のかなと思える状態でした。

Vラプター1000

Vラプター1000

タンクより取り外したフューエルポンプユニットです。
結構長い期間、水にさらされた状態だったことがわかります。

Vラプター1000

Vラプター1000

Vラプター1000

よくもこんなになるまで走れていたなと感心するぐらい腐食しています。

Vラプター1000

Vラプター1000

パーツリストもマニュアルも無いので、綺麗に元通りにだけしました。
ポンプ回りに致命的なトラブルもなかったのも幸いしました。

Vラプター1000

タンク内部も綺麗に洗浄します。こちらは樹脂製なので問題ありません。
途中で気が付いたのですが、ポンプユニットはどうやらスズキTL1000の
物をそのまま使っているようでした。
なので、まるごとダメでもパーツに関しては心配無用です。

Vラプター1000

タンクに組み込む前に通電してポンプ内を浄化します。

V1000 ラプター

今回の不調の大元の原因がコレです。
タンクキャップ回りの凹みに水が溜まらないように逃がすホースのジョイントです。
耐蝕性の低いアルミが地肌のまま使われていました。
白い錆びで内部が完全にふさがれていた状態なので、タンクキャップを開けるたびに
回りに溜まっていた水がザバッとタンク内へ流れ込んでいたのでしょう。

この手の不具合はエアプレーンタイプのタンクキャップが採用され始め、
それらが古くなった状態で時々目にするようになりました。
タンク内を貫通するスチールのパイプ内部が錆びと汚れで詰まったり、
タンク下から延びるゴムホースが途中で折れ曲がっていたり・・・

エアプレーンタイプで古い年式のバイクに乗っている人は、一度点検してみる事を
お勧めします。

blosxom to WordPress

このHPのベースになっているブログソフトを変更しました。
超マイナーなblosxomから反対に超メジャーなWordpressです。理由は・・・やはり記事が作りやすい、管理が楽という事ですね。blosxomの環境では、ローカルで記事を書いてFTPでサーバーにアップロード、写真はリサイズしてからサムネイル画像と元画像に分ける外部ソフトを通してサーバーにアップロードという手順を踏んでいたのでほどほどにめんどくさかったりしました。
プラグインを作れる人ならどうにでもなる所なんでしょうけども、本家のサイトが閉鎖され、情報も非常に少なくなってしまっている現状では、自力でなんとか出来る範囲を超えてしまったかな?という感じです。
ソフトの選定にあたっては、作成する時間を考え、情報の多さで選びました。作る前に調べた評判からは、シンプルで自由にカスタマイズできるblosxomと、複雑で重くて制約の多いWordpressって印象だったのですが、今回、Wordpressで以前と同じような外観のオリジナルのテーマを作ってみましたが、思っていた以上の柔軟さで作れました。というか、自分の要求以上の性能がありました。
ネットの情報をもとにあーでもないこーでもないと考えを巡らせても、実際にやってみると自分のレベルがそれ以前の問題・・・ありがちなパターンですよね。基本的なHTMLやCSSをきっちり把握できていない事を痛感させられました。
ともあれ、とりあえずは満足な状態に作れたので、これからはローカルと行ったり来たりしなくてもすべてブラウザ上で出来るので作業が楽です。画像もドラッグ&ドロップで自動で2サイズに縮小です。また、多少ユーザビリティの向上の為のプラグインも使ってみました。
後は・・・記事を書く余裕があれば・・・

RIP Marco.

marco simoncelli
This image is referenced via ducati.com

He was one of my favorite GP rider.
His aggressive riding had always fascinated me.

Thank you! MARCO SIMONCELLI.

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