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トピックス

RCBのピストン!?

ピストン

パーツナンバー13102-492-000なるピストンが持ち込まれました。
もしかしたら貴重なピストンかもしれないとの事。
現物を前にしてイロイロ調べましたが、このパーツナンバーが記載されて
いるズバリの資料が見つけられません。

RCB

数人の識者に聞いたところでは、RCBかRS1000用ではないかとの事で、
恐らく数種類あるとされるRCB用のいずれかのタイプだろうという結論には
なっていますが、、、
HONDAのパーツセンターには中番から推測すると3輪バギーだと言われました。
見るからにCB系なんですけどね。

CB1100RC

いずれにしてもヤル気のありそうな高圧縮なこのピストン。
フルレストアを待っているこのCB1100RCに組み込まれる予定です。
無加工では組めそうもないですが、HONDAオリジナルのチューニングパーツに
よってよりホットなエンジンに生まれ変わるのは間違いないでしょう。

スクーター修理でプチはまり

Exif_JPEG_PICTURE

簡単そうなスクーターの修理でちょとハマリました。

故障の症状は、ヘッドライト、テールライト、メーターライトが
全て点灯しなくなったというもの。
こんな場合の原因は、大抵は電気が通じてないか
電気が行きすぎて球切れを起こしているかのどちらかです。

早速ヘッドライトバルブをチェック。
見事にフィラメントが飛んでました。
こうなれば原因は電気の行き過ぎ。レギュレーターの
パンク
だろうと判断し、
各バルブとレギュレーターを交換してエンジン始動。
当たり前のように正常点灯しました。

が・・・・ここから問題が・・・・

アドレスV125_カプラ

オーナーが来店し帰ろうとした際、ライトの点滅が発生。
どこか接触不良??ハーネスを触ったら原因らしき線を
特定出来、カプラー(画像の赤丸)を外したら
内部が水や砂でかなり汚れていました。
そういえば、ライトが切れる前に点滅していたとは
オーナーの弁。
うーん。2つの症状は原因が違うけど、たまたま起こった
んだろうなぐらいに考えながらカプラーを掃除、端子
を修正して接続。
今度こそ問題無く点灯!と喜んでいたら、
突然ライトが怪しい光を放ち出し、ギラギラしたなと
思ったら最後の輝きも無くその場でご臨終。
???なんで???何かおかしい・・・・。

Exif_JPEG_PICTURE

常時点灯のライトが消えたのでレギュレーターに負担が掛かった
のかなどと少々迷走しましたが、よくよく調べたら意外な
ところでハーネスの断絶。
周辺をクリーンアップ後のこの写真では断絶していますが、
油と泥汚れとハーネスの束とで断線箇所を直接目視出来る状態
ではありませんでした。
恐らくここしばらくは断続状態だったと思います。
油と砂などが混ざった天然のコンパウンドたっぶりのハーネスが
スイングアームの搖動によってここまで削れたようです。

ジェネレーター

配線図上ではこの部分です。
この線は、充電系統の線でライト系統ではありません。
ちょっとカラクリが解らなかったので少々調べてみると・・・・

regulator

このレギュレートレクチファイアは上記のような回路を持っている
ようですね。(アドレスの場合はライトスイッチはありません)
ジェネレーターからの交流はダイオードとサイリスタ(SCR)1で、
直流に整流されバッテリーへ。
また交流のプラス成分のみこのDCレギュレーターで制御され、
設定電圧以上はツェナーダイオードからアースへショートされます。
ヘッドライト系は交流で点灯させているけども、プラスの成分は
DCレギュレーターで一緒に制御されるようです。
またマイナスの成分は充電系ではカットされ、ヘッドライト系では
サイリスタ(SCR)2からコイルへショートさせて制御されているようです。
つまりW/Rの線が切れるとライト系は独立した閉じた回路と
なってしまい、何の制御も効かなくなってしまうという事です。

加齢なる?エンジンブロー DUCATI編 (その3)

コンロッドの不具合は、ごく最近の国産車でも発生しています。
以下は現在のヤマハ発動機の改善対策の情報から引用しました。

yamaha_rod

この説明の中に、「熱処理方法が不適切なため、当該コネクティングロッドの
強度が不足しているものがある」とあります。
ものがあるという事は全部ダメではないみたいですね。
たまたま弱い個体で高回転常用・・・的な使い方で壊れる場合があるという
事でしょう。

RIMG0059

実際、コンロッドが破損するとエンジン本体のダメージも甚大になります。
すくなくともコンロッドが破損する瞬間はエンジンがある程度の勢いで
回転しているので、一瞬で止まったように見えても折れたコンロッドが
エンジン内部で暴れていたりします。

RIMG0045

そして車両も走行状態なら、このようにミッションに突き刺さった
場合は・・・・後輪ロックの危険な状態になります。

RIMG0033

クランクケース内にはコンロッド本体の他、ベアリングローラーなども
散らばっていました。

RIMG0022

こちらは反対側のクランクケース内部。
両方ともダメージを受けてますが・・・・

RIMG0019
大きな穴があいていたり・・・
RIMG0016

こちら側のダメージの方が大きいです。

RIMG0012

こんなに大きな破片も出てきました。

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