オイル漏れ。。。。
なかなかやる気が起こらなくてしばらく見て見ぬフリをしていた愛車です。
しかし最近、お漏らしが酷くなって来たので修理しました。
ドライブシャフトのオイルシール交換です。
この1974年製ドカティ750GTは、エンジン各部のオイルシールが
規格サイズで作られているので、信頼性の高い日本製のオイルシールを使って
修理する事ができます。
このエンジンの設計当時は細かいところまで専用のベアリングやシールを作る必要は
なかったのか、あるいは作れなかったのかはわかりませんが、
数十年後の現在では整備する側は、却ってそれで助かっています。
設計する側にとってみれば、なるべく規格寸法の制約を受けずに
自由にオリジナルの寸法で設計する事が理想なんでしょうが、
後年、数百円の消耗品が手に入らないために最悪乗れなくなってしまう事も考えると
少しは後の利便性も考えて欲しいなと思うところがあります。
規格部品がたくさん使われているこのGTが今でも十分に楽しめるんですからね。
結構汚れたピストンです。
車種はFZR1000ですが、数万キロ走ってます。
ピストンヘッドを覆っている汚れは、カーボンの他にオイルスラッジや、
オイルそのもの、ガソリンの添加物などいろいろあります。
これだけ汚れてしまうと、ヘッド側も似たような状態になっています。
なので、当然プラグが汚れてしまい、直接の悪影響はプラグの汚損によるエンジン不調として表れます。
2次的にはバルブがこれらの汚れを咬みこんでしまい、圧縮の低下を引き起こします。
そうすると、混合気の燃えが悪くなり、悪循環になります。
よく、こんな状態を綺麗にするガソリン添加物が売られていたりしますが、
やはりちゃんとオーバーホールをして原因を取り除いてやる事が大切です。
原因はエンジン本体にもあったり、点火系や燃料系にあったりもしますが、
全部が正常ならばピストンヘッドは綺麗に焼けた状態を維持出来ます。
店舗の引越し前に処分したピストン達です。
なかなか捨てられなくてついついため込んでしまった物です。
中には半分に切ってモディファイ時に各部の厚みを計ったりしたやつもあります。
重要なものはデータとして残してあったり、保存してあるので潔く処分しました。
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