ピストン−バルブクリアランスを正確に測定するためにヘッドを分解します。
このヘッドは写真のように相当強いバルブスプリングが組み込まれてました。
本来はこのままボルトオンで使うキットですが、一旦全部分解です。
めんどくさいですが、ココで手を抜くとあとでかなり痛い目見ます。
シビアにピストン−バルブクリアランスを測定するためにクレバーハンズ
スペシャルバルブスプリング?に交換します。
こうすることで、軽い力でバルブを押し下げられます。
また、ピストンのバルブリセスと軽く接触してしまうような場合でも、
抵抗の違いで判断がし易くなります。
クリアランスを計る準備としてスクリーミンイーグルの強化
カムフォロアをオイルに漬けてエア抜きします。
オイルは贅沢にモチュール300Vです。
しかし、これはちょっと失敗でした。
つづく・・・
スポーツスターのエンジンに実際に組み込んでいるピストンです。
ハイコンプ形状で、ピストントップは薄いゴールド色のコーティングがしてあります。
シリンダーはS&S製です。かなり肉厚に出来ていて、
熱歪に対して強くなっています。スリーブも鋳込まれています。
お決まりのねんど。これを使う度に小学生の頃を思い出します(笑)
これはピストンとバルブの隙間、ピストン−バルブ クリアランスを
計っているのですが、ねんどの潰れが余りに多い時は正確には
計れません。
違う方法を使ったほうが良い場合があります。
さて、やはりねんどで計れないほどクリアランスがシビアでした。
こうなると俄然作業が大変になってきます。
つづく・・・
こんなかんじでスクリーミンイーグルパーツてんこ盛りです。
日本で揃えると非常にエクスペンシブですね。
プロ スポーツスター パフォーマンスシリンダーヘッド。
一見して解るとおり、燃焼室が小さいのはハイコンプの証。
“right-sized” combustion chamberと説明されてます。
(スペルが違うような気がするのは気のせい?)
これはクロモリのプッシュロッド。軽くて強いです。
ニッケルクロームモリブデン鋼は靭性が高いので、
このパーツには適材だと思います。
因みにノーマルプッシュロッドは曲がってしまっていました。
同じく耐久性を考えてスクリーミンイーグルのタペット。
これは油圧タペットです。
鍛造のハイコンプピストン。
ちょっと社外品では見ない形をしてます。
ハイコンプの燃焼室に合わせたような独特の形状です。
(でも、入荷した現物は写真とはちょっと違ってました)
そしてハイカムシャフト。
N4カムよりもちょっとハイレンジの物をチョイス。
以上のエンジンパーツはすべてスクリーミンイーグルなので
組み込みもほぼボルトオンで行けるのかな?と思っていたのですが・・・
因みにシリンダーのみS&S社製をチョイスしました。
つづく・・・・
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